Mermaid princess's Caudal fin is kissed

*02

 

You are not forgotten.

Which person was previously caught by the look.

あなたが忘れられない。

その視線に囚われたのはどちらが先?



 気が付けば辺りは暗くなり、海は静かな世界へと変わりつつありました。
 
「そろそろ帰らないと、皆心配するかも・・・」
 実際、海に潜れば人魚姫にとってそこは光に溢れた世界だったのですが、海上はあまりにも暗く、ふとそんな言葉が漏れてしまったのでした。
 しかし瞳が、船に釘付けになって動けないのも事実。
 海面の船は暗くなってから光を灯し、ますます美しく光り輝いています。

「どうしてこんなにあの船が気になるんだろう?」
 人魚姫は視界から外せない船を見つめながら呟きました。
 急に先ほどの白い服の人物が頭に浮かび・・・ぶんぶん人魚姫はかぶりを振ります。
「驚いただけ、だもん・・・」
 その頬はうっすらと桃色に色づいています。人魚姫は気がついているのでしょうか。

 そうしてどれくらい船の明かりを眺めていたでしょうか。
 ふと・・・真剣に空を見つめ、海面に目をやった人魚姫の口から、神託のように言葉が零れました。

「・・・嵐が来る。・・・あの船は沈む」

 それは人魚の本能だったのでしょうか。
 はっと口を抑えた人魚姫は、今にも泣きそうな顔で船を見つめます。

「そんなの・・・ヤダ・・・!」

 人魚姫の言葉通り、空には大きな黒い雲、海は大きな波が立ってきたのでした。

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あ〜! こんなトコで切ってすみません!
集中力が足りませんデシタ・・・親知らずがズンズン痛んでおりマス・・・。
こんな日に書かなきゃいいんですけどネ(笑)

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