The phantom of summer
*KAZUHA
とまどいながらでもええから。
つないだ手を離さんといて、な?
『平次のアホっっ!!』 なんでケンカしたかなんて理由はもうわからない。 「なのに、なんで・・・」 平次と丸一日口を聞いてない。
バフと仰向けに布団に寝転がる。
「考えるだけ無駄やなぁ・・・」 「・・・へいじ。アタシ達ずっと幼馴染なん・・・?」
瞳を閉じたら、平次の顔がなぜだか浮かんできて、涙が零れた。
「居心地が良すぎて、壊せないんよ・・・」 ずっと平次と一緒に歩いてきたから、今の【幼馴染み】という関係が壊れるのが怖い。 「それも嫌やなぁ」
平次と一緒にいたい。
そう思うようになってから、平次の傍にいるのが苦しくなった。 今回のケンカはキッカケにすぎなかったにちがない。 「平次に声かけられへんよ・・・」 今の関係を壊してしまいそうだ。
突然ケイタイの着信音が部屋に鳴り響く。 【発 アホ平次!】 「ぷっ、あはははは!!」 そうして、今まで悩んでいたこと全て吹き飛んでしまった気分で、アタシは通話のボタンを押した----。
まだ今の関係で、甘えさせといて。
「もしもし、平次? いっつも連絡遅すぎや!!」 |
END?
「GARNET CROW」の「夏の幻」を聞いていて浮かんできたネタ。 和葉ちゃんに「手ぇ離さんといて、な?」とか言われたらヤバイというネタから(笑) ↑自分達のほうがヤバイ。 あ・ちなみに自分はバリバリの群馬女なので、大阪弁はニセモノです。 ステキに本物に訳して読んでやってください。 この詩は前半は和葉ちゃん、後半は平次を浮かべて歌詞を聞くとモエます。 |
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